清算の検討。

跡継ぎがいないなどの事情で廃業することがあります。

資産が負債よりも多い場合には、資産を現金化し、負債を全て弁済することができますので、この場合には破産とは異なる清算手続になります。

実際に、資産を現金化しようとした際、貸借対照表記載の金額(簿価)を下回ることもあります。

資産を現実にいくらで換金できるか、事前に検討するとよいです。

弁護士/中小企業診断士 碓井啓己