事業を引き継がずに引退する場合や経営状況が悪化し破産する場合に、経営者、従業員、取引先、債権者など関係者に対する影響を可能な限り小さくする方法を検討します。

廃業支援の種類

  1.  資産が負債よりも多い場合
    • 清算手続により廃業します。
  2.  負債が資産よりも多い場合
    • 破産や特別清算手続により廃業します。ただし,本当にその必要があるかを検討します。

廃業支援の進行例

  1.  相談
    • 定款,決算書,固定資産税評価証明書などの資料をご準備ください。
    • 事業の状態を把握し,適切な廃業方法を検討します。
  2.  委任契約
    • 廃業支援を受任する場合には,委任契約を締結します。
  3.  関係者のためにできることを考える
    • 経営者,従業員,取引先など廃業により大きな影響を受ける人がいます。生活を守るために何ができるか検討します。
    • 債権者になるべく多く弁済できる方法も検討します。
  4.  検討した廃業方法の実行
    • 適切な廃業方法を決め,実行します。