経営者の交代を検討している事業について、後継者に事業を承継するための準備をします。
後継者候補は、親族、従業員、取引先、競合企業などを検討します。

事業承継に必要な期間

10年程度を目途に、事業承継の準備をするのが理想です。

10年より短い期間でも事業承継の準備をすることはできますが、引退を考えている場合には早めに準備に取り掛かることが大切です。

準備期間中、後継者は、従業員や取引先の信頼を得られる経営者になるため努力します。

また、現在の経営者と後継者が協力して、経営環境を多方面から整備します。

事業承継の進行例

  1.  相談
    • 定款,決算書,不動産登記簿などの資料をご準備ください。
    • 経営者が思い描く引退や後継者の事情から,最適な承継方法を検討します。
  2.  顧問契約・委任契約
    • 事業承継を受任する場合,顧問契約と委任契約を締結します。
  3.  事業承継計画の策定
    • 事業承継計画を策定します。
    • いつまでに何をやるかを明確にします。
  4.  後継者との合意
    • 事業承継にはいくつかの方法がありますが,いずれも経営者と後継者との合意が必要です。
    • 双方の意思が合致したら,契約書を作成します。
  5.  モニタリング
    • 経営が安定しているか,一定期間のモニタリングを実施します。